
あなたにとってペットとは何でしょうか。特別な、大事な、親密な、大好きな、そういう存在ですよね。そんな大切な存在を失った時の喪失感により悲しむことは当然であり、正しいことです。
なぜなら、あなたはとても深くペットを愛していて、ペットとの絆がとても強く、そして、あなたの心はとても豊かだから。
どんな動物の命だって平等だということ、ペットを愛するあなたなら知っているでしょう。でも、ものごとの捉え方は人それぞれで、大きく分けて二つの認識があります。
ペットの意味もそうです。もともとの語源は「小さい=ぺティ」という言葉からきていますが、「取るに足らない」「従属的な」という意味もあるそうです。だからなのでしょうか、ペットと聞くと未だに「愛玩動物」とイメージする方が多く、特にペットと暮らしたことの無い方には、なかなかコンパニオンアニマル(伴侶動物)という捉え方をしてもらえないのが実情です。
そのせいか、ペットロスに苦しんでいる時、周囲から「たかがペットが死んだくらいで」と心無いことを言われたり、ペットロスという感情をただのセンチメンタリズムと片付けられたり、精神病だと疑われたりする場合があります。
そんな状況では、周囲から共感を得られずに孤立してしまい、ひとり嘆き悲しみ続け、喪失感がより長引きます。悲しいことに、そんな状況になると、ペットロスはあなた自身をより傷つけることになります。でも、そんな時こそ「どんな動物の命も平等」だと理解しているあなたと同じ人が居るという事をちゃんと理解し、自分を大切にしてあげましょう。