人が大人になってから花粉症になるように、犬も高齢になってからアレルギー症状を起こすことがあります。アレルギー症状は、皮膚に触れたり体内にはいってきたりした無害な物質に対し、体の免疫システムが過剰に反応して攻撃を加え、排除しようとすることで起きます。同じ物質に何度も接していると、体がそれに対する抗体をつくるようになり、これまでは平気だったものでも、ある日を境に発祥します。
食事の予防では、同じ食べ物を与え続けないことです。金属の食器でも反応を起こすことがあるので、材質を変えるようにしましょう。また、ノミ、花粉などのアレルゲンになるものは、なるべく愛犬の周囲から遠ざけましょう。
犬のアレルギー
食べ物
口にするもの全てがアレルゲン物質となりえます。特に危険性が高い物はたんぱく質です。ドッグフードやおやつに鶏肉が使われることが多いためか、鶏肉のアレルギーが多く見られます。
花粉
杉花粉などを吸引することによって起きます。人にとってのアレルゲンとされている花粉のほとんどが、老犬にとってもアレルゲンになりえます。花粉シーズンには愛犬の周囲から花粉を遠ざけましょう。
食器
食器に使われている金属やプラスチックが原因で、老犬になってからアレルギーを発症する例が見られます。食器の材質を陶器やホーローなどに変えることで予防が出来ます。