体を触ると嫌がるからボディケアは苦手という方も居ますが、老化が進行するほど大切になってくるのがボディケアです。 ボディケアは体の各部分を清潔にして健康を保つという効果だけでなく、手で体に触ってあげるという事そのものがとてもいいことなのです。
また、ボディケアで健康をチェックする事ができます。腰を触った時に痛そうにする、お腹にしこりがある、口の中にできものができた、などの異常に気付くことが病気の早期発見につながります。 それに、ブラッシングするだけでも皮膚の汚れを落とすと同時に決行をよくし筋肉をほぐす効果があり、老化に伴って落ちている代謝を上げられます。
ボディケア別チェックポイント
- ブラッシング
血行を促進し皮膚を清潔にするブラッシングは力を入れずに行うのがポイントです。抜け毛が異常に増えていないか、できものやしこりが出来ていないか、お腹が張っていないかをチェックしましょう。もしそれらに異常が見られたら病気の可能性がありますので、動物病院で診てもらいましょう。 - 耳掃除
人や犬の体にはあらゆる細菌が住みついていますが、耳の中などの湿気が篭りやすい箇所は特に繁殖しやすく、トラブルの引き金となります。特に垂れ耳の子はこまめに耳掃除をしましょう。耳掃除中は、耳の中が赤くなっていないか、腫れていないかを確認しましょう。 - 目のまわり
目のまわりについた汚れをほうっておくと感染症などのトラブルが置きやすくなります。ティッシュやコットンなどで目を傷つけないように優しく汚れをふき取りましょう。目やにの量がいつもより増えていないか、黒目が白くにごっていないか、白目が充血していないかを確認しましょう。 - 肉球
老犬の肉球は乾燥しがちで白っぽくなってきます。保湿をするなどのケアをしてあげましょう。出血や色、形に異常が無いか、肉球と肉球の間が腫れていないかを確認しましょう。 - 爪切り
爪が伸びると内側に巻き込む形となりますので、放置しておくと普通に立っている状態でも爪が邪魔になり、足の指が横倒しになり関節に負担がかかってしまいます。こまめにカットする習慣をつけましょう。左右で伸び方が違っていないか、歪んで伸びていないかを確認しましょう。 - 歯磨き
口の中は細菌の巣窟です。ほうっておくと歯肉炎や歯周炎の原因になりますので、こまめに歯磨きをする習慣をつけましょう。歯石がたまっていないか、口の中に今まで見たこともない黒いシミなどが出来ていないか、口臭がきつくなっていないかを確認しましょう。