目、耳が不自由な子のお世話で気を付けるポイントは?
いきなり体を触られると愛犬がびっくりしてしまいますので、なるべく驚かせないように工夫するのがポイントです。目が悪い子であれば、ひと声掛けてから体に触れたり、鼻の前に手をかざして匂いを嗅がせてから触れたり、聴覚が衰えていたらまず自分の存在を目で確認してもらってから触れるなど、先にサインを出すと良いでしょう。
寝たまま移動して擦り傷をつくってしまいます
寝たきりでも手足を動かして移動する子がいます。そうすると、床ずれが出来やすくなりますので、動いている様子だったら、部屋のコーナーなどを使って愛犬の居場所を確保し、寝たまま動かせない工夫をしましょう。
寝たきりの子が足をバタバタさせ、狼爪をひっかけてけがをします
包帯などを使用して、狼爪自体を覆いましょう。包帯の巻き方は、一巻ごとに2/3ずつ重ねるようにします。強く巻き過ぎるとうっ血しますから、なるべくゆるく巻いてください。一巻ではゆるくても、何重もまいていると、段々と締め付けが強くなってきますので注意してください。
寝たきりの子に水を飲ませるときにこぼしてしまいます
水入れの容器から飲めなくなったら、先の細いドレッシング容器などに入れて、くちの端っこに差し込んで飲ませます。また、実験などに使う洗浄ビンはノズルがアーチ状になっており、逆さにしなくても飲ませられて便利です。
病院で処方された錠剤を1/2量服用するように言われました
錠剤を半分に割る必要がありますが、錠剤をケースから出してしまうと小さいものですので上手く切れません。ケースに入れたままの状態でカッターを使用して切るようにしましょう。
目薬が上手くさせません
さす前に、冷暗所に保存しているなら、手のひらで温めておきましょう。さす際は、愛犬のあごを少し持ち上げるようにして上を向かせ、容器を見せないようにして、頭の斜め後ろから近づけます。そして目頭に目薬を垂らし、下まぶたを上下させ、目全体に行きわたらせましょう。