老犬に合った、やさしく寂しがらせない住まいを用意してあげることは、幸せな老犬ライフを送らせる為に重要なポイントの一つです。老化で不安が募る老犬は、家族を恋しく思う気持ちが強くなり、そばに家族が居ない事を寂しく思います。そんな老犬の心の変化に応じて、家族の姿や声が聞こえる場所に、専用スペースを作ってあげましょう。
老化に伴い体の不具合は当然増えてきますので、足が衰えたり体温調節が難しくなったりしても、なるべく快適な暮らしをさせるには、住まいの環境を整えることが大切です。ずっと室内飼いをしてきた場合でも、今一度住まいを見直してみましょう。きっと改善点が見付かるはずです。
老犬専用のスペースといえばやはり家族が集まるリビングですが、このときに気をつけたいのは温度です。犬は元々、人間よりも暑がりなうえ、老犬になると体温の調節が難しくなってきます。人には快適でも犬にとっては暑すぎたり寒すぎたりすることもありますので、専用スペースは冷暖房が直接あたらない場所を選び、体を冷やせるマット、暖められる毛布や電気カーペットなど、温度変化に合わせて体をいたわるグッズを用意してあげましょう。