シャルトリューやロシアンブルーとともにブルーキャット御三家の一員を成すコラット。ほかの2種に比べると少々インパクトに欠けるかもしれませんが、深みのあるブルーコートとグリーンアイの色のコントラストが優美で神秘的です。バランスのよいボディとハート型の小さな頭、そして大きな瞳もコラットのチャームポイントです。全体的に可憐で上品な風貌です。しかし小さめの体ではありますが、がっしりとして力強く、見た目以上にずっしりと重みがあります。性格は、やさしげな見た目どおりに、物静かで落ち着きがあり、ちょっぴり甘えん坊です。
祖国タイで幸運の猫として珍重されてきたコラットですが、アユタヤ王朝の巻物「キャットブックポエムズ」にもその記述が残っているほど由緒のある猫です。長く国外に出た事の無かったコラットでしたが、1800年代の後期に、イギリスで開催されたキャットショーに出陳された記録が残っています。