明るい色合いのブルーのコートと、深いカッパーの目色のコントラストが美しく、印象的です。ボディは大きくてがっしりしており丸みを帯びていますが、それに対して四肢はほっそりです。そんなシャルトリューの体型は「ジャガイモに楊枝を4本差したようだ」と形容されます。性格もルックス通りに温和でおっとりしています。
フランス生まれのブルーの猫、シャルトリューのルーツは、十字軍の遠征の時にシリアから連れてこられたとか、シャルトリュー派の修道士が北アフリカから連れてきたなど、諸説あるようです。美しい被毛は、シャルトリューの最大の美点ですが、この優れた被毛のために、不遇の時を迎えます。あたたかな被毛は、毛皮として取引され、乱獲にあい、第二次世界大戦で絶滅の危機に瀕します。そんなシャルトリューを救ったのが、ブルターニュにすむレジェ姉妹でした。姉妹は全てをシャルトリューに捧げ、苦労を重ねながらも、計画繁殖によってその数を殖やす事に成功しました。