完全な無毛ではなく、全体に産毛が生えています。しかも、鼻や耳の後ろには極細い被毛が生えていることも有ります。近くで見たら、確認できるかもしれません。さわり心地は高級なベルベットのようでしっとりしています。体温が直に伝わってきて、なれない内はとても不思議な感覚です。
昔から無毛の猫が誕生した記録はいくつかありましたが、多くがその血筋を絶やしてきました。無毛の遺伝子を繋ぐことは、困難を窮めたのです。そんななか、品種として確立された希少な猫種のひとつがスフィンクスです。同じ無毛猫であるロシアのドンスフィンクスやピーターボールドと比べても有名で、人気もあります。スフィンクスの起源は、1978年にカナダのトロントやカナダに隣接したアメリカのミネソタ州で生まれた数頭の無毛の猫達です。そのうちの1頭がアメリカに渡り、ブリーディングが開始されました。