キムリック
キムリックという名前の由来は、マン島からアイリッシュ海を挟んだ所に位置するウェールズの別称、キムリーからきています。キムリックのボディはがっしりとしたコビータイプで、四肢も短く、愛らしい印象です。後ろ足の方がやや長めのため、ぴょこんと跳ねる兎のような独特な歩き方をするのがチャームポイントになっています。<br />イギリスのマン島出身の尻尾の無い猫、マンクスの作出過程で、突然変異でロングヘアの猫が生まれました。それがキムリックです。1960年代、カナダでのことでした。マンクス譲りの尻尾のない丸っこいフォルムと、しなやかな長毛が魅力のキムリックは、1979年にTICAのチャンピオンシップステータスを獲得します。しかし、メジャーになりながらも、中々頭数は増えません。それもそのはずで、キムリック同士からでも長毛の子猫が生まれる確率はわずか25%前後と、とても少ないのです。マンクス自体が頭数の少ない品種なのに、キムリックは更に希少となっています。