シルクのように光沢のある被毛につつまれたワイマラナーは、性格も魅力的で、優しく朗らか、愛情豊かで知的です。多少頑固な部分も有りますが、学習能力も高いので、幼いころからのトレーニングで対処出来ます。
寒さには弱い反面、暑さには耐久性が有ります。光沢のある毛色は、夏場には日焼けで褐色になる事がありますが、冬には元通りのシルバーグレーになります。
鳥猟犬として優れていますが、シカやイノシシなどの大型動物を追跡する能力や、水中から獲物を回収するレトリーバーとしての能力も有り、救助犬や介護犬、イギリスとドイツでは警察犬としても活躍しています。
ワイマラナーは、ドイツのワイマール地方原産の犬種で、当時この地方では、貴族のみが飼育できる犬として、門外不出でした。祖先犬については、ドイツの古い犬種の白化個体である説や、ドイツの多くの狩猟犬の交雑した説などがありますが、はっきりとしたことは分かっていません。