甲斐犬は足が長くて狼のような野性味あふれる印象を与える犬です。動きもとても俊敏で、どんな山道も軽々と駆け抜ける抜群の運動能力を備えています。
中型の体格ですが、足場の悪い岩場を駆け回れる運動能力を持ち、運動量はかなりのものです。家庭犬としても長時間の散歩に加え、自由に走り回れる環境が有れば、さらに理想的です。
もともとは固定しきれていない犬種でしたが、昭和4年に現在の南アルプス市の地犬を基礎に、甲斐犬として固定していきました。そして昭和6年、甲斐日本犬愛護会が設立されました。昭和9年には天然記念物に指定されました。