純白の分厚い被毛に包まれたサモエドは、大柄で自信に満ちた印象ですが、実際はとてもさみしがり屋で甘えん坊なうえ、悪戯好きです。
がっしりした体型で、いかにも活発に運動しそうですが、実際には、余り動き回るタイプではありません。
シベリア地方に古代から住んでいるサモエード族という狩猟民族は、そりを引き、トナカイの番や狩猟などの仕事をする、真っ白でたくましい犬を家族の一員として飼育していました。それがサモエドです。
1889年、イギリスの探検家R・スコットに発見され、極地探検にも活躍し、第一次世界大戦の前にイギリスに数頭連れ帰りました。