ターキッシュ・アンゴラ
シルクのようになめらかで艶やかなセミロングヘアが素敵なターキッシュアンゴラは、アンゴラと呼ばれていた頃から被毛の代表色がホワイトであったため、今でも純白のターキッシュアンゴラが一番人気となっています。この被毛は、アンダーコートのないシングルコートなので、細身の体にはぴったりで、綺麗なボディラインを損ないません。<br />原種はアンゴラといい、ペルシャと並んで長毛猫の代表種として古くから珍重されていました。トルコの土着猫であったアンゴラがヨーロッパに渡ったのは、はるか16世紀の頃でした。輝くような美しい被毛は人気を博し、あちらこちらで引っ張りだことなります。ところが、数少ない原種から頭数を増やすべく無理矢理ペルシャを導入していったために、スレンダーで優美な体型が失われてしまいます。その後、シャムなどの細身の猫の血によって、体型を戻すことに成功しました。